人との縁はすべて単なる偶然ではなく、深い因縁によって起こるものだから、どんな出会いも大切にしなければならないという仏教的な教えに基づく。
「多生」とは、六道を輪廻して何度も生まれ変わるという意味。
六道は、十界論に基づく・・・生命には、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩・仏の十種類の境界があると説かれた仏説。十界のうち、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六つの境界を六道という。
「多生の縁」は、前世で結ばれた因縁のこと。
「袖振り合うも他生の縁」とも書く。
「袖擦り合う(擦れ合う・触れ合う)のも多生の縁」ともいう。
『上方(京都)いろはかるた』『尾張(大阪)いろはかるた』の一つ。(袖の振り合わせも他生の縁)
【注意】 「袖振り合うも多少の縁」と書くのは誤り。
ちょっとしたご縁でその後の人生が大きく変わるってあることだと思うので、やっぱり今ここで立ち止まるわけにはいかんよね。
自分がってことじゃなく、ご縁のあった方々がよりよき人生になるよう願いつつ、進んでいきたい。
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